北鎌倉女子学園の教育関係者対象説明会に行ってまいりました。
ここ3年間は、コロナのこともあり、説明会には参加していなかったので、久しぶりの学校訪問となります。
ここで、ためになるお話を聞かせていただきましたので、少し紹介させていただきます。
だいぶ前より、AIの発達により、現在ある職業の半分は機会に代替され、職業として成り立たなくなると言われてきました。
そのため、文部科学省では、新たな指導要領を作り、子どもたちに生きる力を身に付けてもらうことを最大の目標としています。
そのために、技術としての英語教育、IT教育などが盛り込まれています。
自分たちも、保護者の皆様には、その内容をお伝えいたしましたが、実際、その生きる力を身に付けるためには何が必要なのかが、まだ、自分自身もわかっておりませんでした。
しかし、本日の説明会の中で、学園長の柳沢先生が明確な答えを示してくれました。
ちょうど小学生・中学生の年代に対し、「自分に対し自信が持てますか?」というアンケートを取ったところ、日本の子どもたちが48パーセントぐらいに対し、他の国は70%以上、特にアメリカは80%以上の子どもが’YES’と答えているそうです。
自己肯定感を持って仕事に当たる者とそれを持たずに当たっているものでは自ずと成果は変わってくるでしょう。
なぜ、日本の子どもたち(自分たち大人も含まれると思うが)が、自己を強く肯定する気持ちになれないのでしょうか?
先生は、こうおっしゃっていました。
日本は、今まで横との比較で評価され続けてきたかだと。
外国では横ではなく縦・・垂直比較をしている。過去のその子と比べ、今は、こういうことができるようになった。次にこれができるようになった。・・と子どもを次々に褒めていく。他人と比べていないので、評価は上がっていく。
子どもたちは「自分はできるなんだ!!」という思いを強くしていくことができます。
他人との比較をしている限り、その子の評価は、いつまでたっても上がりません。これでは、自分を評価したくても自信が持てないのは当たり前です。
先生は、4つの項目に分け、お話をしてくれました。
その事柄に対し、
① 好きであり、得意である。→自分の宝!!職業につなげていけばよい。
② 好きだけれども、不得意である。→得意な人のまねをしていけばよい。
③ 嫌いだけれども、得意である。→きっかけがあれば、すぐに好きになる。
④ 嫌いであり、不得意である。→誰にでも弱点はある。気にしない。
「苦手なことに固執しない。」「好きこそものの上手なれ。」
「一芸に秀でること・・必ず、他のことも引っ張り上げてくれる。」
など、など・・・。先生の言葉を子どもたちが聴けば、勇気が出てくる言葉だと思いました。
また、理事長、校長先生のお話も自分にとってはとても新鮮でためになるお話でした。
本日は非常にためになる1日となりました。
北鎌倉女子学園の皆様、本当にありがとうございました。
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