2020年4月20日月曜日

非常事態宣言下の家庭学習について

 こんにちは、非常事態宣言が出され、外出もままならずモヤモヤしている人も多いことと思います。学校もゴールデンウィーク開けからの再開は厳しい事が予想される中、今の状況をいかに有効に活用するかが肝心です。そこで、今日は中学生向けに文系科目の家庭学習のポイントについて書きたいと思います。

【中学一年生】
中学一年生は英語を中心に学習をしていくことがベストだと思います。ただ、英語は経験者も未経験者もいると思うので、自分はどこから学習を始めて、どこまで進めておくべきかをわかっておくべきだと思います。

●アルファベットが完璧な人⇒なるべく多くの単語を覚えておく。
教科書の初めの方に、動物の名前やスポーツの名前などが出てきます。それらを覚えることも大切ですが、一気に先の方まで学習を進めてみるのも良いと思います。例えば、単語だけでもLesson3あたりまで覚えてみる。または、家族に関する単語や数字、教科、曜日、色、~月まで覚えてしまうと後が楽になりますよ。

●アルファベットが不安な人⇒とにかくアルファベットの小文字をマスターする。
アルファベットが覚えきれていないというのは、ひらがなやカタカナを覚えていないことと同じです。集中的に学習すれば一日や二日で覚えられるはずです。アルファベットを覚えるためにもローマ字(ヘボン式)の学習も必要でしょう。ただし、ローマ字は英語とは違うことを意識しながら学習することが大切です。

【中学二年生】
中学二年生は英語と社会の学習をすることが大切です。英語に関しては、得意・不得意で学習の内容が変わってくると思います。社会については、歴史の勉強を独自で進めておくことが大切です。

●英語が得意な人⇒未来形や接続詞のthatあたりまで学習を進める。
中学二年生の英語は、接続詞のwhenが出てくるLesson2から英文の構造を見る目を養っていくことが大切になります。また、英単語も意味を覚えるだけではなく、使い方を覚えていくようにしないと、二年生の中盤以降、苦しくなってくると思います。一年生の時は英語が好き・得意だった生徒が英語が嫌い・苦手になっていくのは、英文の構造や単語の使い方を考えずに、感覚だけに頼ってしまうからです。

●英語が苦手な人⇒時制(現在・過去・未来)を徹底的に学習する。
英語が苦手な人にとっては、今が一気に挽回するチャンスです!二年生の英語は一般動詞の過去形から始まり、be動詞の過去形、過去進行形、未来形と続きます。つまり、一年生で学習した現在形や現在進行形も同時に回収できるのです。未来形もcanがわかっている人ならば、簡単に理解できると思います。また、英語が苦手な人ほど単語を覚えていない人が多いです。一年生の時に学習した単語や不規則変化動詞の過去形を徹底的に学習するというのもアリだと思います。

●社会(歴史)⇒江戸時代くらいまで学習を進める。
学校の授業のペースはまちまちだと思います。理想的なペースとしては、一年生の時に応仁の乱後の戦国時代くらいまで学校の授業が進んでいることです。歴史は三年生になっても学習しますが、学習のペースが遅いと受験勉強にも支障が出ます。数学などと違い、社会は教科書を読んだり、問題集を解いたりと自分でも学習できる教科です。この期間を利用して、どんどん学習を進めて下さい。

【中学三年生】
中学三年生の学習は、社会にややウェイトを置きながら進めていくことが大切だと思います。公民の勉強はまだいいので、歴史の学習をどんどん進めていきましょう。二年生までに大正時代が終了しているというのが理想的なペースです。遅くても明治時代が終了していなければ、かなり大急ぎで授業が進んでいく事が予想されます。
また、英語に関しては受動態・現在完了と進んでいくので、不規則変化動詞の過去分詞形を徹底的に学習することをお勧めします。

※国語に関しては、勉強の合間に読書をすることをお勧めします。わざわざ本を買わなくても、教科書の文章で十分です。ただし、文字や文章を眺めているだけでは全く意味がないので、言葉や漢字を辞書で調べながら読むことが大切です。

以上が文系教科についての話ですが、理系教科の学習もあるので、文系に偏った学習ではいけません。何よりも苦手な教科を重点的に学習して下さい。

コロナに負けるな!

頑張れ!子どもたち!!

以上、山ちゃんでした。

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